1/11(金)発達障害と痛みに関する研究会

開催場所はNeccoではなく、下記の会場ですのでご注意ください。

~「発達障害と痛みに関する研究会&意見交換会」のお知らせ~

・主催 東大先端研 熊谷晋一郎

「発達障害」、「痛み」、「依存症」の3つの領域をつなぐ
先進的な研究を進めておられる
東京都医学総合研究所の池田和隆先生をお招きし、
今後当事者研究者と他分野の研究者との協働によって、
どのような研究を展開していきうるかについて、
研究会および意見交換会を行うことになりました。
どうぞふるってご参加ください。

・日時:2013年1月11日 13時~16時

場所:〒153-8904
    東京都目黒区駒場4丁目6番1号
    東京大学先端科学技術研究センター
    3号館南棟3階 355号室
    地図:http://www.rcast.u-tokyo.ac.jp/ja/maps/index.html

・当日のスケジュール:
13:00-14:00 PainVisionの説明と試行
14:00-14:30 池田和隆先生より研究紹介
14:30-14:50 高橋智先生より研究紹介
14:50-15:00 休憩
15:00-16:00 意見交換

・対象者:痛みで困っている、
もしくは痛みに興味を持っている方
※発達障害の方、依存症の方、
線維筋痛症やCRPSといった慢性疼痛の方、
虐待経験のおありの方を優先いたします(未診断含む)。
※記録のためにビデオ撮影を行いますが、
許可なく公開・発表することはいたしません。
当日、お顔が映らないほうがよい方はお申し出ください。

・定員:30名程度

・参加費:無料

申込先:kumashin【at】bfp.rcast.u-tokyo.ac.jp
※【at】 を @ に変換してください。

・当日の緊急連絡先:03-5452-5060

【趣旨】
2012年9月から本格的に始まった、
「当事者研究」「医学・心理学・認知神経科学」「構成論」という
3分野協働による「構成論的発達科学」というプロジェクトでは、
当事者自身の内側からの体験報告と、専門家による外部からの
観察・計測による報告をすり合わせることで、
胎児から成人に至るまでの、連続した多様な発達の原理を、
従来の障害名にこだわりすぎることなく解明し、
当事者視点に立った支援法や支援ツールを開発していこうとしています。

このプロジェクトでは、
「周囲の人々が楽になるための研究や適応的支援」
ではなく、
「当事者のことを本人や周囲がよりよく理解するための診断体系の開発と、
当事者が楽になるための支援法の開発」
をその目的としており、他人とのコミュニケーションでの困りごと
の手前にある、過敏や疲労、睡眠障害といった
身体感覚レベルの困りごとに注目し、研究を進めております。

そのような、
他人とのやり取り以前に生じている身体レベルの
困りごとの一つに「痛み」の問題があります。
発達障害と慢性の体の痛みを合併している当事者は少なくなく、
また一部の専門家によると、生まれつき痛みを感じない無痛無汗症
という疾患の当事者は、自閉症スペクトラムの診断基準を満たすことが
多いとも言われています。
さらには、生まれたばかりの新生児室での痛みの経験が、
その後の発達に影響を与える可能性についても報告されています。

加えて、広い意味での発達障害に数えられる虐待経験者についても、
幼少期の虐待など、苦痛を伴う経験が、その後、慢性の体の痛みや、
その苦しみに対する自己対処としての依存症を引き起こす原因として、
重大なものであるとも報告されています。

このように、発達障害と体の痛みとの間には、
深い関係がありそうであるということが示唆されるものの、
これら二つをつなぐような研究は、これまでのところ限られています。
私たちは、麻酔科医や疼痛についての基礎研究者の協力を仰ぎつつ、
痛みという角度から、発達や発達障害の解明に迫りたいと考えています。


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